ベルティーユ

Sacs

berthille(ベルティーユ)は、1971年Jean Louis Fernandezジャン・ルイ・フェルナンデス)氏がフランス 南西部の都市Mazamet (マザメ)に創業しました。

Mazametは、皮革加工業で栄えた街であり、その品質の高さは、自国の高級ブランドはもとより、世界中からも評価を受けていたレベルのものでした。

フェルナンデス氏の故郷は、皮革加工でも優れた技術を持つスペインでした。

しかしながら、自らのクリエイションを活かすことのできる背景は、この地でしかないと考え、アトリエを構えたのでした。

フランスの加工技術を学びながら、フランス生産をブランドの柱としてバッグとベルトのコレクションを発表していきました。

それらの商品は、国内やヨーロッパのみならず、アメリカでの市場にも供給し、顧客を増やしていきました。

ひとりの職人がひとつのバッグを全て縫い上げる工程は、創業から現在まで変わってはいません。

今でも従業員は、12人程の小さなアトリエです。

熟練した職人を育てることもブランドの使命と考えているのです。

やがて、その活躍はフランス政府からの評価もされるようになり「EPV」企業としての認定を受けることとなりました。

2007年 NDT-GVF社 Yann Florinヤーン・フローリン)氏が経営とモノづくりに参加しました。彼は、このアトリエに発展をもたらしました。

フローリン氏は、技術を自社のみに活かすのではなく、更なる発展をさせる目的で、積極的に大手メゾンとの取り組みをはじめました。

それは、単なる下請け仕事での事業規模の拡大ではなく、新しいアイデアや技術の提案でありました。

常に挑戦であり、メゾン側の厳しい要求と切磋琢磨しながら、それまで以上の、アトリエの可能性を拡げていくものでした。

伝統を継承しながら、何時の時代においても、柔軟な対応をできうる体制を作ることに注力しているのです。

そして、「pas à pas」が、彼らの考え方なのです。