トリコ ディオ
クラヴァット トリコ ディオジェーヌ
Tricot-Dio(トリコ・ディオ)は、1905年フランス最南端の街 Perpignan(ペルピニャン)で創業しました。
110年以上 にわたって職人のノウハウ、革新の創造、頑なに家族経営にこだわり質の高い仕事を4世代に亘って永続させている フランス生産のニットネクタイのブランドなのです。
1905-1928
創業者であるHenri DIOGNE(アンリ・ディオジェーヌ)は編み物(ニット)のネクタイ、帽子の事業を立ち上げました。最初の円形織機のニットネクタイは、羊毛または綿でいくつかの豪華なステッチを施していました。
1920年頃は、ニットネクタイがヨーロッパの紳士達に受け入れられ始め、競合他社が多く参入はじめた時期でもありました。Tricot-Dioは、当時新しい素材であった「レーヨン」を新しい編地を用いた技術でプレーンモデルとストライプモデルを世の中に発表したのです。それらは他社との商品と差別を図ることができ、新しいスタイルとして受け入られるようになりました。
1940-1949
しかしながら、Diogène 家 にとって1930年代の約10年とその後も続いた第二次世界大戦は、困難な時期を過さざるを得ない時代でした。
時代が1940年を迎えた頃,創業者の息子Henri Claude DIOGENE(アンリ・クロード・ディオジェーヌ)が、それらを復活させたのでした。
彼は、戦争による原材料供給の問題にもかかわらず、当時需要の多かったニット製品を供給するため1930年代に放棄された古い機械を再稼働させたのでした。
1950-1960
1950年代、ニットネクタイは、生活様式の変化からファッションアイテムとして、徐々に一般の人々にも浸透していきアメリカをはじめ世界に広がっていきました。
彼らのニットネクタイの製造における50年の経験が生かされるのはもちろん、他社が真似できない製法によって、よりエレガントなニットネクタイを提案したのでした。
そのコレクションは、フランスのメゾンはもとよりヨーロッパのブランドの多くに受入れられました。彼らの要求に応えるために、18基の円形電動織機をフル稼働させることになったのでした。
1974-1990
Henri Claudeの息子であるGerard DIOGENE (ジェラール・ディオジェーヌ)が家業を引き継ぎます。
父親の時代から受け継がれたものと彼の現代的なアプローチを加味したニットネクタイを製造していきました。ビジネス面では、Pairs (パリ)でのメンズのトレードショーへ定期的に参加してヨーロッパのみならず海外のバイヤーへのコレクションの発表を積極的におこなったのでした。
1992〜
現在は、娘であるMarlene DIGEONE(マーレンヌ・ディオジェーヌ)と彼女の夫であるLuc Bérenguer(リュック ・ベランジェール)が受け継いでいるのです。
彼らはこれらの知識を、情熱を持って生きさせ、創造的、職人的、技術的遺産保存を継承しつつ時代に即した多彩な編み地の提案を常に続けているのです。