ボンジュー ムッシュー サバ⁉︎
昨日2月2日は令和3年の節分の日でした。
東京や横浜は暖かく、庭の梅のつぼみは大きく膨らみ、少しづつですが花が咲いてきました。
今年は、124年ぶりに1日早い節分だそうです。 ですので今日の立春も一日早いという春の訪れになります。
この日本独特の暦。
今日はいわば新しいスタートの日です。
1日でも早い春を待ち望んでいる昨今。
気持ちも新たにと、前向きに捉えています。
春なのにもう来年の秋冬
ヨーロッパブランド インポートのメンズファッションの世界の卸売り業界の現在は、次の秋冬ビジネスの真っ最中です。
男女含めたファッション業界でも このインポートメンズは1番早いサイクルなのです。
春夏シーズンは始まったばかりなのに、半年以上先の秋冬も…
まぁ一言で言えば忙しい、とても忙しくなければならないのです。(笑)
弊社も遅ればせながら開催させていただく運びとなりました。
当たり前のことですが、感染予防対策を講じさせていただきます。
従来からバイヤーさんの来社はアポイントメント制でお願いしております。特に今回は社会的な距離を保つため、会場内の人数を最低限に制限させていただいております。
ご不便はおかけすることとなってしまいます。
日程は、当初の緊急事態宣言解除日時を鑑みて組んでみた為、同業者さんと比べて遅くなった次第です。
ファッション業界におけるヨーロッパの現状
販売側が忙しいならサプライヤー供給側は当然もっと忙しいのです。
商品作りは、自社で全てを完結できるところはありません。
生地や革を作るにしても 糸。 原皮。 紡績。 鞣し。 染色。
それらの原材料を組み立てるにしても ボタン。 ファスナー。 金具。
ざっと思いついただけでもこれだけあります。
これらが全て水平分業です。
しかもほとんどが労働集約型の産業ですので、人の力が必要なのです。
また殆どが国を跨いだヨーロッパ圏に散らばっているのです。
フランスの場合は、産業保護の観点から稼働しているところは多いのですが、ご承知のとおり各国とも感染数はとても多く、数度のロックダウンの影響で仕事には支障をきたしています。
2020年秋冬商品 取引先の小売店さんで注文した商品の60%が入荷されずこの厳しい市況のなか売上が立たなかったという声をよく耳にしました。
弊社でもご注文頂いた商品。通常より倍以上時間がかかったり、素材自体の供給がストップとなり、気にいられていたお客様にお断りしたりとご迷惑をかけてしまいました。
ただ物流は、日本の状況とほぼ変わっていないのが助かっております。
物流関係の方々にも心から感謝しております。
そんな厳しいサプライチェーンの状況。
新しい試みが、本当…なかなか困難なのですが
今までより、昨シーズンより、お客様に喜んでいただけるものを提案させていただいております。
私は、こんな世の中だからこそ自分たちの仕事がお客様を幸せにすると信じているのです。
メルスィー オバ!
crème de la crème
TOM