ヴァカンスの意味
ボンジュー ムッシュー サバ⁉︎
日本は、今週末はお盆 夏休みを取られている方も多いかと思います。
そういえばフランスオヤジたちは、夏休みとは言わずに Vacances(ヴァカンス)と言います。
意味は、「留守」や「欠勤」。 つまり、「ここにはいないぞ」「仕事はしないぞ」
完全なるオフであるということです。
フランスと日本。 データ上の平均年収はフランスの方が高いようです。 でも物価は日本の方が安いのです。
社会保障はフランスの方が充実していますが、税金、社会保障費は、フランスの方が高いように思います。
どちらの国が経済的に恵まれているか? 一概には、比べることは難しいですし、比べること自体 意味がないかもしれません。
フランスの人たちは、経営者も労働者も同じようにヴァカンスを楽しみます。
お金がなければ、それなりの過ごし方をするようです。
日本人は、せっかくの休みに出かけるのだから 想い出作りにお金をかけて名所旧跡に行ったり、名物のお土産を買ったり色んなことを詰め込み過ぎだと思うのです。
彼らにとっては、そんなことは、どうでもいいこと、二の次なようです。
日本の働き方改革
日本人の労働生産性が、先進国の中で最下位ということを近頃よく見聞きするようになりました。
基になっているデータ基準が各国違うようで一概には比べられないようですが、これは間違いない事実のようです。
要は、日本人働いている時間の割には、儲けが先進国と呼ばれながらも1番少ないということであると、私は解釈しています。
労働時間は、私の若い頃から比べれば、かなり減っていると実感しますし、データ上でも目にします。
会社勤めの方からは、「早く帰れて、休日出勤もなくなって休みも増えたけど、その分手取りも減ってしまった」
「結局会社と経営者の為の働き方改革じゃないの?」というような声もきかれます。
いつの時代も個人の価値観はそれぞれなのですが、今の日本は、私自身悪いことばかりでないと考えるのです。
ただ欲を言えば、他の先進諸国に比べて祝日が多い日本。
例年の7月とは違い オリンピック開催の関係からか? 4連休。
私にとっては 休むに休めない夏休みがあった。ただそれだけのことでした…
3日とか4日連休がバラバラあるよりも、その分をまとめた休みがある方が労働生産性は上がるのでは?
と… 思います。
行き過ぎたサービスを見直す
日本はとても安全で便利な国です。
夜遅くまで、24時間365日休みなし営業の業種は、多々あります。
宅配便の正確さ便利さ等々、至れり尽くせりです。
品質の良いものが安く手に入ります。しかも安全です。
一生かけても見聞きできない映画やドラマなど満載のコンテンツ。
しかもほぼ無料….
あまりにもサービス過剰ではないでしょうか?
今は、便利すぎる故にまわりにモノもサービスも溢れています。
サービスもモノの価値はどんどん下がり、デフレなど止まる筈などないと感じます。
それらも労働生産性が低いといわれる原因の一つかもしれません。
コロナ禍が続く世の中 今まで気付かなかった無駄を感じます。
自分にとって何が豊かさなのか?
大事なものは何なのか?と考えれば、働き方は、おのずと変えられると思うのです。
と、多くの日本の若き世代に気づかされる昭和のオヤジです。
メルスィー オバ!
crème de la crème
TOM