日本人は、カバンに関しては他国の人とは違う文化を持っていると思います。
ボンジュー ムッシュー サバ⁉︎
私は、 外国に行く度に感じていたことは、中国、アメリカ、ヨーロッパの人たちは、日本人と比べると、男性はカバンを持たない人が多いのを感じていました。
引用元:NHK 日本放送協会さん
NHKのクールジャパンというテレビ番組を観たときに、やっぱりそうだったんだ!と確信しました。
日本人は、特にカバンが大好きということがです。
海外のブランドでも男性向けのカバンのコレクション数(デザインのバリエーション)は女性のそれに較べると圧倒的に少ないのです。
それは、海外では、需要が少ないということだとも考えられます。
日本と海外との違いその1
中央ネイビーバッグ:Charles et charlus モデル名:Chloe
引用元:メンズプレシャスさん
海外に住む日本人の方も 特に男性が持つ横が長いトートバックには違和感を持つようです。
理由は「フェミニン」と、女性っぽくみえるからだそうです。
日本ではおやじもスーツでトートバックを持っている人は良く見かけますし、私自身も色々な意味でも便利だと思いますし 自分でも使います。
1つの仮説
日本は、安全なので、持てるカバンの種類や機能性からくるデザインが豊富なのかもしれません。
例えば 、カバンの中身を取り出し易いよう外側から開閉できる易いようファスナーがついていたり携帯 や財布 小物を入れるポケットが外側についていたりします。
しかしながら、海外ではスリやひったくりの格好の餌食になってしまうことも多いかもしれません。
こういった環境も外国とは違うカバン文化の背景にあるのではと考えてしまいます。
日本と海外との違いその2
日本では人気のない鞄 それは、いわゆるボストンバックタイプの旅行鞄 大きいサイズのものです。
一流ブランドでもよくみかけます。確かに見かけはクラシックな雰囲気でカッコイイのですが 残念ながら人気がイマイチなのです。
業界では有名な、知り合いのバイヤーがなんとか売り出そうと雑誌掲載 販売促進をあの手この手で仕掛けたことがあったのですが、結果を聞くと残念ながら売れなかった…
Caulaincourt モデル名:MONTAUK
取り扱いがあるCaulaincourt でもこの手のデザインを企画するのですが、残念ながら日本では、あまり人気がありません。
お客様はもっと小さいサイズがあれば…と おっしゃられます。
日本では、カバンに関しては機能性を重視します。
旅行で荷物を入れた大きい鞄は重く邪魔でしかありません。
それより機能性とデザイン性を兼ねたキャリーケースに人気がいくのは当然かと思います。
鞄は日本が、世界1番だと思う理由
日本人にとってカバンは、単に、物を入れて持ち歩くためのだけはないと思います。
クラシックな物が好きな日本のおやじ、新しいものでもデザインと機能性の良いものは自分達の生活スタイルに合わせて取り入れていきます。
少し前までは、特にお仕事に使うものは「A4サイズ」が入る大きさが必要といわれていました.
今は、スマートファンやタブレットの普及で、必要とされる大きさも変わってきました。
日本は、他国の文化と自国の文化を上手く融合させて 自分達のスタイルを作って世界に逆に発信していると考えます。
それを、なるほど、と納得して取り入れてくれる外国人はいるのです。
日本が影響を与えていることは多いと感じています。
メルスィー オバ!
crème de la crème
TOM