ファッションとしてなら、何を取り入れても、着ても許されるものでしょうか?
ボンジュー ムッシュー サバ⁉︎
多分20年ほど前だったと記憶しているのですが、日本人のメンズデザイナーにメンズファッションの基本は、スポーツ、ミリタリー、ワークが基本である。と…
その後も、 滔々と持論を聞かされました。
なるほど、と思ったと同時に「えっ基本?何それ?」「そんなもん、どうでもええやん…」
ファッション関係の奴って面倒くさい奴が多いけど、メンズ畑の人間は、もっと面倒くさいなぁ…
私自身は、そのときは、女性ものしか扱った事がなく、 男性向けは、論理的というか…何とも…、うんちくが必要なのだとも感じました。
ミリタリー=軍服 というファッション
引用元:柳原美紗子さんアンテーヌ・アイ ブログ
現代の洋服は、婦人服をも含め、軍服の要素とデティールを取り入れていると私も思います。
スーツやトレンチコートを着ていて非難を受けたり、不愉快な思いをしたりする人は、今の世の中では、いないのではないか?と思っているのです。
テレビのワイドショーでアイドルグループが着ていたものを、批判されていることについて、
コメントを求められたほぼ同年代の女性タレントが 「私達も迷彩柄、カモフラージュ柄ってファッションとして普通に着るじゃないですか⁉︎ 」というのをテレビで見たときにパリであった事を、思い出しました。
されどファッション
パリで、同行していた連れが迷彩柄のコートを着ていました。
地下鉄の駅から地上の公園に出たとき、 そこでたむろしていた 中東系の男性の一人が 「ソルジャー 」「ソルジャー」と叫びながら 、連れに絡んできました。
昼間でしたが、彼は、酒臭かったので酔っ払っていたと思うのですが…
その時は、怖かったというより、とても嫌な気分でした。
パリは、 中東からの移民 難民を多くみかけます。
日本で、ヨーロッパで難民受入の問題をニュースで知ってはいましたが、近頃、特に多くなったように感じます。
彼らにとって戦争は、最も身近な重大問題。
平和ボケしている私は、思い知らせられました。
LEYS(ルリス) Dominique Lelys(ドミニク・ルリス)さんの笑顔と言葉を思い出しました。
洋服がその人の個性を作るのでは決してない。
人としての魅力と 品格そして愛する人への思いやり オープンな気持ちがあれば良い。
値段の多寡ではなく 自分に対して価値があるもの 自分が良いと思うものを着ればそれで充分である。
メルスィー オバ!
crème de la crème
TOM