パリという街
ボンジュー ムッシュー サバ⁉︎
私は、3カ月毎の頻度で渡仏させて頂いており、その際は、パリを拠点に各都市へと出向きます。
日本からパリ市内に入るのは シャルルドゴール空港を使う事が多く 、更にパリ市内への利便性を考えると Roissy bus (ロワシーバス)を使います。
最初に降り立つパリ市は、オペラ座の前(横?)バス停。
パリの街の中心は、外国人にとっての私には、OPERA(オペラ)駅周辺となってしまいます。
パリ市の大きさは東京JR山手線の内側とほぼ同じ位。
セーヌ川はパリ市の中心を流れているので
北側をRive droite=リヴ・ドロアと呼び(川の右)なので 右岸
南側を Rive gauche=リヴ・ゴーシュ と呼び(川の左)なので 左岸
という事を、初めてパリに到着しセーヌ川を渡る時、先輩に教えて頂きました。
最初に宿泊したのは 最寄駅サンジェルマン・デプレで左岸。
写真は、その近くの Rue du Cherche-Midi(シェルシェ-ミディ通り)
私にとっては、何かと縁のある…通りです。
最初に仕事をしたのは、最寄駅バスティーユ 。 このあたりは、マレ地区というところで右岸でした。
日本を良く知るフランスおやじは、東京でいえば 私が宿泊するところのサンジェルマン・デプレは青山。
このマレ地区は、新宿のイメージだと教えてくださいました。
家賃を含めた物価は左岸の方が高く、元々の地元住民が多く暮らしているので治安も良いのです 。
そういえば同じ外国人向けのお土産品は、 左岸の店の方が倍くらい値段が高かったものがあったと覚えています。
パリの危険地区
2015年1月と11月の2回起きた大きなテロ事件はこのマレ地区の目と鼻の先(ほぼマレ) パリ北東側でした。
私はこの2回のテロ以前、2014年10月と2015年10月は11区のアパートを借りており テロ発生場所と1ブロックしか離れていない所でした。
日本でテレビのニュースを見ながら見覚えがある風景でした。
巻き込まれていた可能性もあったのでは… と感じておりました。
近くにマルシェ(市場)もあり(ここお勧めの場所です)物価が比較的安い、そんな理由からも、住みやすいという環境ですので移民も多い地区です。
各移民が集まっている地区もあり、路上で物乞いする人も多くいるようなところなので、左岸に比べれば、 治安は良いとはいえないと感じました。
パリの街の詳細に関しては 坂男さんの情報は大変正確で参考になりますので引用させて頂きました。
パリに行かれる方は是非参考にしてくださいませ。
引用元 : 坂男さんブログ
映画「最強のふたり」
引用元: アマゾンジャパンさん
映画の主人公の1人である ドリスの住まいは坂男さんが書かれているパリ市周縁部ですね。
もう1人主人公フィリップの住まいは多分左岸でしょうか?
この映画リアリティさもヒットのひとつかと思います。
坂男さんが おっしゃる通り 私は実体験として 、18区モンマルトルの丘付近のアパートに宿泊したことがあるのですが、 仕事の目的地に向かうのに、便利なBarbes 駅を 利用した時は、危険を感じました。
また買い物しようと昼間は観光客が多く安全と思っている場所からでも 、1、2ブロック移動しただけで すぐに危険地域に入ってしまいます。
何度も行かせて頂いているパリですが、この時だけは夜遅くは 地下鉄と 徒歩やめて、Uber(eatsではありません)を使いました。
イタリアからパリに到達し夕方市内に向け移動していた際の知人の話なのですが、彼はリュックを背負っていたのですが、左右から、2人組が彼の腕を取って持ち上げられ、背後からもう1人が、リユックを…あっという間に盗まれてしまったそうです。
多分彼らに、財布を、リュックに入れているところ見られていたようだったと…
まさかリユックでひったくりに会うとは… 相当落ち込んでいました。この「まさか」が起きる街でもあります。
パリはスリも多いところです。地元の人でも被害にあっています。外国から来たようだとわかれば格好の「カモ」です。
パスポートとクレジットカードさえあれば何とかなります(できれば10€紙幣等の少額の現金を少し)貴重品は、分散させ、必ずパスポートは、簡単にスラれない取られないところに、身につけるようにする心掛けが必要かと思います。
最悪を考えた準備は必要だと思います。
パリの人
右岸は、政治 経済 中心でもあります。
高級店が並ぶサントノーレ通り シャンゼリゼ大通り を北に上がり 凱旋門。
それを西側続く ビクトルユーゴ の高級ブティック。 その周辺の高級住宅街 と華やかなところもあります。
オペラ付近は二つの百貨店 プランタン 、ギャラリーラファイエットが軒を連ねてあります。
ルーブル美術館は位置的には ほぼセーヌ川沿い。
左岸に渡るにはオルセー美術館方面を目指し歩いても行ける至近距離。
左岸の中心 世界で最初の百貨店といわれています、 Le Bon Marché =ボン・マルシェがあるサンジェルマン付近。
サンジェルマン大通り リューデバック付近 このあたりも高級ブランドのお店が軒を連ねていますが学生街でもあります。オデオン近辺にはパリ大学もあります。
私は 右岸の地区とは違う華やかさ 柔らかい空気感と雰囲気を感じます。
食事と一息つくのは、中心から、少し外れた場所。
私は好んで行くのは、日本と同じくディープなお店ばかりです((笑)
更に南側の地区 下町っぽいところも多く 美味しくて安い店があるので良くお邪魔させてもらいます。
オヤジカフェオーナー「フィリップ」さん わざわざお店の外まで見送ってくださいました。
パリの川谷拓三さん
地元のおやじが毎日来るような店なので、 日本人は珍しいようです。
顔を覚えてくれるとサーヴィス抜群でなんとも居心地がとても良い。
いわゆる「おやじカフェ」です。
南の地区も移民は多いと思うのですが 夜でも安全を感じます。
不思議と右岸のそれとはまた違った印象を受けます。
私が感じるのは、
右岸は 緊張感というか強さを感じ新しいものを取り入れるという印象。
左岸は 保守的でゆったりとした余裕みたいなもの 安心感という印象です。
パリの道は、汚いのです。犬のふんも放置。
気をつけて歩いても靴底にはわけのわからないものがくっついて…汚れ落としが大変。
雨の日の革底は、最悪です。
若い頃、革底の靴というのは、ヨーロッパの道路事情があっての文化であるというような記事を読んだ記憶がありましたが… 本当なのでしょうか?
日本は、都会でも治安も良く、綺麗な街がある国です。感謝申し上げます。
メルスィー オバ!
crème de la crème
TOM