ARNYS(アルニス)
ボンジュー ムッシュー サバ⁉︎
フランス パリに 現在では存在しませんがARNYS(アルニス)というブランドがありました。(正確には Berlutiに統合されています)
引用元:youshimihasegawa/Gentlemen’sStyle さん
日本でも、まずフランス紳士ブランドというと、
このアルニスを思い浮かべる方は多いと思います。
私のまわりの方でもファンは、たくさんおられます。
フランス パリでもこのブランドはおやじ達にとっては特別なブランドであったという事を街でも感じます。
客層は年齢でいうと40代後半から上の世代。 裕福でクラスは、所謂上流の階級。
例えば乗馬 ハンティングといった趣味をお持ちの方々。
そういう客層に向け アルニスのような色使いや柄の商品でライフスタイル提案しているブランドやブティックは街には多く見受けられます。
地元のムッシュー
私は、冬のソルド(バーゲンセール)の時に出張が重なったのでセーターを買おうと思っていました。
サンジェルマン・デ・プレで昼食を取っていた時、 隣の席に素敵色のセーターを着た素敵なムツシューがおられたので思わず聞いてみました。(ファッション関係の方ではありませんでした)
私
「とても素敵な色のセーターですね」
ムツシュー
「ありがとう!でもこれ20年近く着ているんだよ」と照れながらも嬉しそうにしてくださいました。
私
「どこでお洋服は買われているのですか?」
ムツシュー
このセーターのような色使いなら そうだなぁと紙にブランド名を3,4書いて私に渡してくださいました。
私
「ありがとうございます! このお店見たことがあります。 アルニスみたいな色使いですよね?」
ムツシュー
「あなたはアルニスを知っているんだね この着ているセーターがそうだよ。 今は、もうないけどフランスじゃ最上級だよ。今紙に書いたのは、 アルニスの真似みたいだけどね」
ムツシューは、少し寂しそうにおっしゃいました。
また私の仕事の話しを尋ねてくださり、色々とフランスのおやじ達のライフスタイルについても、生の貴重なお話しを聞かせていただけました。
私は、ムツシューの親切さが嬉しかったのと同時に、いい話きけたなぁ…と
街の古着屋さんや 蚤の市にも アルニスの商品は、数多くおいてあります。
フランスの他の一流ブランドと呼ばれているものと値段は変わりませんでした。
知り合いのフランスおやじにも日本のインターネットサイトで出品されていた商品を買ってきてくれと頼まれた事もありました。
今でも ARNYS(アルニス)というブランドは、フランスおやじのライフスタイルの一部であり続け、 憧れのブランドという事をパリの街から感じます。
メルスィー オバ!
crème de la crème
TOM