日本のおやじは靴好きが多い
ボンジュー ムッシュー サバ⁉︎
私が、取引先の百貨店のお買い場に一日中いた時に、バッグと靴が、同じフロワーでしたので、両方のお客様を失礼ながら、観察させていただきました。
バッグを探されているお客様は、カップルが多く パートナーの方がお見立てされている。
靴を探されているお客様は、お1人で物色して試着されている方が圧倒的に多く見受けられました。
お店の袋に入った靴箱を持ち帰る時の満足した表情が、とても印象に残っております。
靴の手入れ
他人には任せず ご自分で手入れされ経年で育てていくという一種の趣味。
方法はそれぞれの流儀があるようで 持論を超えた 「一家言あり」のおやじもいる。
私の周りにもそういう方はたくさんおられる。
コピペや、他からの受け売りではなく、 自ら実体験であることが、 お話しを聞かせて頂くと良く分かります。
それはそれは、失敗談も大変勉強にもなり、 時間を忘れて話し込んでしまいます。
つま先を顔が映るぐらいに光らせる、メイクアップおやじ
光らせるためクリームは パレードグロスを使う(シリコン配合のUSA版 )コードヴァンの革で使い良かったので他の革で使ったら良かったし補色にもなったと
色も黒の靴に茶色 今は入手困難なブルーをここぞという時に使う
また自分なりに色を混ぜて使うというおやじもいる。
仕上げはナイロン製のストッキングを使い擦り上げて光らせる。
いやいやストッキングなど厳禁ですよ。
ワックス系も使わず 乳化クリームしか使わないというおやじもいます。
ピカピカは嫌という、スッピンおやじ
履いた後は、必ず 霧吹きに水を入れ、それで布を湿らせ(着古した綿100%のTシャツなどを細かく裂く)拭いて 汚れを落とす。直接かけるなどは、もってのほか厳禁です。
そのあと、適度に水分を与えて 磨き ブラッシングする。 極力クリーム等は使わない。
革は乾燥が大敵なので自然の水が最適である。(なるほど!)
水とブラシが基本。
古いクリームや汚れをを落とす際は ステインリムーバーが良いという事は聞く。
だが汚れを落とそうと擦りすぎて革の銀面までキズつけた事もあり絶対使わないというおやじもいます。
最後の仕上げは防水 汚れ落としも楽になる スプレー、ジェル、リキッドと種類も様々なようです。
手入れを怠ると 夜電車の窓に映る自分の顔と同じ
クリーム類も色々なメーカーが色々な種類の商品を販売しており何が良いのかはよくわからない 説明書きを読むとやはり万能ということではないようです。
鞣した革といえど ある意味人間の肌と同じだと思います。
人の肌もそれぞれ、クリームも合う合わないはあるのだから 靴とクリーム関係も同じではないでしょうか?
使用する季節、環境 、量でも違いは出てしまいます。
私の経験からですが、緊急の時はやはりプロフェッショナルにお任せする方法が一番良い方法。
口コミやググるのも必要ですが、鵜呑みは、いけません!
まずは、自分で試してみて 相性、 値段 、仕上がりの好みで 決めてはいかがでしょうか?
大袈裟ですが、投資をし 失敗を経験しながら、ご自分なりの方法を確立するしかないのではないかと思います。
私のまわりの 愛すべきおやじは、こんな事に時間とお金をかけています。
でもこれって私は 、女性が基礎化粧品や メイクアップ品を選び使うのと、エステに通うのと同じで、終わりがないような気がします。
(女性用シューキパー???)
その姿はとても似ていると思うのは私だけでしょうか?
お手入れ自体の行為が目的で楽しみになっているのでは?
これらからの時期は、お肌も革靴も乾燥は大敵です。
メルスィー オバ!
crème de la crème
TOM