ボンジュー ムッシュー サバ⁉︎
駅から現在の本社に向かう途中に ラーメン二郎があります。
いつも店の前には行列ができています。
このコロナ禍では背後霊制度がなくなったので、その行列は以前より更に長くなっています。
変わらずの大人気であります。
あの独特の黄色の看板は東京都内、私が住む横浜でも数十年前からあるのは承知していました。
当時高校生の娘に、「知っている?」と聞くと「あれは人間が食べるものではない」との答えでした。
インターネッツに書かれていることを読むと、注文の仕方や食べ方までもが、何やら各店のルールがあるようですし… それを知らないとお店の方に叱られるような怖いイメージなどもありました。
私には敷居が高い、別世界の人間が通うラーメン屋さんのイメージがありました。
ある日 本社から駅に向かう際に珍しく行列もなく、店内を覗くとちょっと怖そうなお店の従業員の人たち…
その日は朝ご飯抜き、腹も減っていましたし、すぐに食べられそうでしたので勇気を振り絞って入店しました。
最初は、美味い! これくらいの量ならば大丈夫と! なるほどこれは大人気のはずだと感じましたが 食べ進むうちに一向に量が減らないことに後悔の念が湧き上がってきました。
なんとか完食しましたが、食べ過ぎだった… 身体に悪いじゃないか…と背徳の念とやはり私には無理、別世界の食べ物と感じたのでした。
しかしながら、1週間を過ぎたあたりから、店の前を通るとなぜかまた食べたくなるのです。
なるほど❕
これがインターネットに書かれていた中毒性というやつか…
と妙に感心したのでした。
ラーメン二郎 中山駅前店の魅力
ラーメン二郎のビジネスモデルについては経済学の大学教授さんやビジネス系サイト等でも分析しているのを読んだことがあり、なるほどと思いました。
引用元:SankeiBizさん
引用元:ダイヤモンド・オンラインさん
私は、他の二郎さんは行ったことがありませんが、通ううちに私なりに色々と感じました。
ファンを守るためにアンチを恐れない
基本のメニューは2種類だけ。
ラーメンの味は1種類と 間口を極力狭く絞り込んでいます。
ファンを飽きさせない
基本の味はぶれないながらも常に挑戦している
2週間おきにつけ麺や汁なし麺など限定メニューを出しています。
ビックリするような組合せでの新しい味や復刻もあります。
私も経験上Pop up ストアーやオーダー会などのイベントを開催する際は、いくら先行で告知していたとしても1週間では短すぎます。
1ヶ月では特別感がなく長すぎると感じています。
この2週間というのが開催側にとって、またお客様にとっても結果満足できる絶妙な期間かと感じているのです。
客単価のアップ(有料トッピングと黒烏龍茶)
ラーメン二郎は量が多いので、有料トッピングで味に変化をつけられるので飽きないように最後まで食べられますし、新しい味の発見もあります。
このトッピングは¥50~¥100です。 つけ麺や汁なし と同じように新しいものにも挑戦し期間は、1週間か2週間おきに、場合によって定番化もしています。
黒烏龍茶¥180 店の前に黒烏龍茶だけの自動販売機があります。(今は他の飲物もあります)
お客さんは、お腹いっぱいになりたいがやはり健康は気にされるのか?
私が目撃したかぎり60%強のお客さんは買われています。
インフォメーションとコミュニケーション
遠方からもお客様も多いようなので 毎日必ず メニューの告知 営業時間等 最低限の情報はTwitter で告知されています。
それを食べたファンの皆さんがツーイトしたりして拡散してくれています。
基本は絶対にぶれず、しかしながら世の中の動きをちゃんと把握されています。
どんな忙しいときでも雨が降ったときには傘を持っていない客には一人一人手渡しで貸してくれます。
緊急事態宣言の時は、持ち帰りもいち早く用意されていました。
細かいと思われるルールなどは、結局は美味しいものをお腹いっぱいにできるだけ安く提供できるように考えているからこそだと思うのです。
怖いお店ではありませんでした!
お店とお客さんの良い関係です。 いつもごちそうさまです。
私にとってはやはりカロリー摂り過ぎですが…
メルスィー オバ!
crème de la crème
TOM